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2022/07/26
住宅の種類の中で「一戸建て」と「一軒家」は同じものと思う方がいるかもしれません。
ですが、厳密には違いがあるのはご存知でしょうか。
そもそも一戸建てとはどのような住宅なのか、その他の住宅との違いは何かを解説します。
また一戸建てのメリットやデメリットについてもまとめます。
目次
住宅は大きく分けると一戸建てと集合住宅の2つに分けられます。
さらに一戸建ての中には注文住宅と建売住宅に分けられます。
住宅の購入時であれば、さらに新築住宅と中古住宅の違いもありますね。
まずはそれぞれの違いについて解説します。
一戸建ては文字通り、一つの戸建て受託(1棟の住宅)のことです。
基本的には1棟の建物に、夫婦・親子など、1世帯の家族が住むことを意味しますが、親子二世帯が入居する二世帯住宅の場合も、一戸建てに含まれることがあります。
複数世帯が暮らす場合でも、一つの家族が暮らす家が一戸建てと考えるとよいですね。
集合住宅の代表的なものがアパートやマンションです。
複数の世帯が1つの建物で暮らすための住宅が集合住宅です。
アパートやマンションのように垂直方向に複数世帯が暮らす建物だけではなく、長屋のような水平方向に複数世帯が暮らす建物も集合住宅になります。
注文住宅は施主の希望を受けて、ゼロの状態からプランニングしていく住宅です。
例えば、すでにある土地にハウスメーカーに依頼して住宅を建てる場合や、購入した土地に希望の住宅を建てる場合が該当します。
設計の自由度が高いため、希望通りの住宅建設が可能になります。
必要な設備だけを導入することで、コストの調整も可能です。
すでに建築済みの住宅を、土地と合わせて購入するのが、建売住宅です。
建設前であっても、間取りや仕様などがほぼ決まっている場合も、建売住宅と呼ばれます。
建売住宅はすでに完成している住宅が多いので、購入前に住宅の中身が見られるメリットがあるでしょう。
規格品の建材を使用することが多いため、注文住宅のような自由度はありませんが、購入費用が抑えられます。
住宅が建設されてから一度も入居者がいない住宅は、新築住宅と呼ばれます。
一度も入居していない建売一戸建て住宅なら、新築建売一戸建てとなりますね。
過去に入居者がいた住宅は、中古住宅となります。
それがたとえ短期間であったとしても、一度でも入居者がいた場合は中古住宅となります。
また建築から2年を超えた場合、取り扱いとしては中古住宅となります。
この場合は、未入居であっても建築から2年過ぎていれば中古住宅扱いとなります。
中古住宅は新築住宅よりも割安となる場合があります。
ですが住宅設備は年々機能が向上しているため、2年前の住宅は設備が古くなっている場合があります。
住宅の種類についてご理解いただけたでしょうか。
次に解説するのは、一戸建てと一軒家の違いについてです。
一軒家というのは建物が一軒だけ立っている住宅です。
例えば山の中にぽつんと住宅が建っていればそれは一軒家となります。
そして、その住宅が一戸建てでも集合住宅でも、その住宅の周りに他に建物がない場合には「一軒家」となります。
ただし、いずれも独立した一つの住宅ですので、一戸建てと一軒家は同じような意味で使われているのが現状です。
注文住宅を考えている場合は、多くは一戸建ての住宅を建てることを検討しているかと思います。
一戸建てを購入するメリットやデメリットについてまとめましょう。
一戸建て住宅の場合、その多くは土地も所有することになるでしょう。
住宅部分については、年月が経過することでその資産価値は下がっていきますが、土地の資産価値が大きく変わることは少ないでしょう。
場合によっては資産価値が上昇する場合もありますし、資産として残すことも可能ですね。
住宅入手後も、自分たちの希望に合わせてリフォームやリノベーションすることも自由です。
集合住宅とは違い、壁や天井、床を介して別の世帯が暮らしているわけではないため、日常生活で気を使う必要が少ないでしょう。
子どもがいる場合、家の中で走り回っても、近隣の世帯に迷惑を掛ける心配は少ないでしょう。
庭を持つこともできますので、ガーデニングをはじめ趣味を楽しむこともできます。
庭に駐車場を作れば、車を所有しても駐車場代の支払いが不要になります。
集合住宅では管理費や修繕積立金などが必要になる場合がありますが、一戸建ての場合はこのような費用負担がありません。
ですが、その分自己管理となるため、計画的に修繕費用などを用意しておく必要があるでしょう。
税金もすべて自己負担となります。
建物は年月とともに劣化してしまいますので、修繕計画などもすべて自分で考える必要がありますね。
一戸建てと一軒家の違いや、集合住宅の違いなどご理解いただけたでしょうか。
一戸建て住宅は、自分たちのライフスタイルに合わせ、自由に変化させられるメリットがあります。
ですが、自己管理も必要となるため、住宅建設後もメンテナンス計画などを一緒に考えてくれるパートナーがいると安心ですね。
「株式会社トリイ建設」は、一戸建ての注文住宅の建築後のメンテナンス計画もサポートいたします。
注文住宅建設をお考えの方は気軽にご相談ください。